料理家で世界を知るトライアスリートでもある高橋善郎さんのレシピ開発企画「二刀流の流儀」。

日ごろのトレーニングや大会出場時など高橋さんの体感を基に、どんな物が食べたいか、何を食べたらいいかを踏まえて、トライアスロンを構成する3種目、スイム・バイク・ランを愛する人たちに向けて、摂取するタイミングにも言及したスポーツフードを提案します。

シーズンに向けて本格始動

心改まる季節になり、暖かい陽気が続いてますね。高橋家でも特別な気持ちで過ごしています。

初めての息子が保育園に通い始め、妻は仕事を再開し、家族全員がそれぞれ新しいステージで進もうとしています。ドキドキワクワクですが、新しい環境ってやっぱり新鮮でいいですよね。

私自身も今年は新しい挑戦として仕事に育児、そして今一度スポーツの本格化の両立に励んでいきたいと思っています。早速、5月に今年初のトライアスロンのレースがあるので、日々時間を見つけてはトレーニングの日々。

子供がいるとトレーニングの時間を捻出するのがなかなか大変なので、トレーニングもより密度の高いものにしようとする意識が生まれています。

有酸素運動はもちろんやっていますが、5〜10分でも空いた時間があればイスやアブローラーを使った体幹運動をしたり、近くの公園で鉄棒を使った懸垂や体幹運動に取り組んだりとまだまだ模索しながらですが、頑張っている最中です。

そして、何かと忙しい日々の中で食事も短時間で効率的に栄養価の高いものを食べたいところ。最近よく作るのがトースターを使った料理です。

電子レンジ同様、トースターを使うことで時短調理にもなりますし、何より加熱している最中も他のことができるので大助かり。今回はうま辛味付けの麻婆豆腐。麻婆豆腐はフライパンで作るイメージがありますが、トースターで作る焼き麻婆豆腐はなかなかにおいしいです。

料理時間
25

うま辛焼き麻婆豆腐

レシピ

【材料(2人分)】
豚こま切れ肉200g
厚揚げ200g
小ねぎ(小口切り)/ラー油各適量
【A】
長ねぎ(みじん切り)1/4本分
120ml
大さじ2
オイスターソース/ 薄力粉/ごま油各大さじ1
豆板醤/顆粒鶏がらスープの素各小さじ2
しょうゆ/おろししょうが/おろしにんにく各小さじ1

作り方

STEP:01

ボウルに【A】を混ぜ合わせる。豚こま切れ肉をキッチンバサミなどで2〜3cm幅に切り、厚揚げは1cm角に切る。【A】の入ったボウルにいれて、よく混ぜ、耐熱容器に移す。

STEP:02

オーブントースターを250℃に設定する。耐熱容器を入れ、10分焼いたら一度取り出し、全体を混ぜ合わせる。

STEP:03

さらに5分焼いて肉に火が通ったらお好みの器に移す(耐熱容器のまま取り分けてもOK)。小ねぎをちらし、ラー油をかける。

【ポイント】

・肉と厚揚げは、タレをからませて焼くことで自然にとろみもついてたれのからみも良くなります。トースターで焼くことで香ばしさも出ます。

・辛さが苦手な方はラー油の量を調整してください。

トースターを使うことで火加減を調整する心配もありません、何より焼き色もつくので香りも本当によく仕上がります。

麻婆豆腐は絹豆腐を使うことも多いですが、厚揚げを使用することで煮崩れする心配もなく食べ応えもアップします。

ごはんの上にかけるのはもちろん、お好みの麺にかけて麻婆麺にするのもおすすめ。豆板醤に含まれる唐辛子の発汗効果もあるので代謝促進にはもってこいの一品です。

1歳の息子と迎えるトライアスロンのレース、父親の頑張りが息子の笑顔に繋がったら嬉しいなと思います!応援団も増えて今年も一層頑張れそうです。皆様もさまざまの挑戦を楽しく頑張っていきましょう。

寒さで体の抵抗力が下がるこの時期、継続できそうな手軽な方法で食事を通した強い体づくりにも取り組んでいきたいところです。暖かい春に向けて、皆で着実に体のテンションを上げていきましょう!

高橋 善郎(料理家/トライアスロン エイジクラス 日本代表)

1988年 神奈川県生まれ
●得意料理:和食料理 / 魚料理全般 / 和菓子 / アスリート系ごはん
●ジャンル:和食 / 魚料理全般 / おつまみ / 健康・スポーツ / おもてなし / 酒類(日本酒、ビール 、ワイン)
●モットー:「もっと料理を楽しく、身近に」
●趣味:書道 / スポーツ(トライアスロン・バスケットボール)
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●高橋さん経営の和食料理店「凧 HANARE
〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-19-10 セントラル経堂 B1F TEL:03-6413-0790