毛髪・美容・健康のウェルネス産業をグローバル展開する「㈱アデランス(東京都新宿区)」が、紫外線が強く気温が高くなる夏時に行うスポーツや運動時の髪・頭皮のトラブルについて紹介している。

■運動後のヘアケア、怠ると抜け毛リスクに?
夏の暑さが本格化してスポーツイベントの開催も多くなり、体を動かす機会も増えてきている。適度な運動は、筋肉が活性化することで血行促進につながり、抜け毛や薄毛の予防にもなるといわれるが、運動時・運動後に適切なヘアケアを行わないと、かえって頭皮や髪に悪影響を与える場合がある。運動する際には、それに適したヘアケアを心がけたい。

■スポーツ時、髪や頭皮へのリスクを高めるNG行動ランキング!
1位:運動後の汗を長時間放置
スポーツ後の汗を放置することは、頭皮や髪にとって大きなリスクとなる。蒸し暑い日に汗をかいた状態で長時間放置すると、汗と皮脂が酸化して頭皮が細菌の繁殖する温床となる。これにより、ニオイやかゆみなどのトラブルをひき起こし、結果として抜け毛の増加や薄毛を招く原因にもなる。運動中はスポーツタオルなどでなるべく汗をこまめにふき取るように意識し、終了後はなるべく早くシャワーで汗を流し、頭皮や髪を清潔に保つ必要がある。すぐに洗えない場合には、ドライシャンプーなどを活用する。

2位:紫外線に無対策
 屋外での運動中につい怠ってしまいがちなのが、髪と頭皮の紫外線ケア。髪は他の部位よりも太陽に近い位置にあり、さらに運動中は屋外にいる時間も長いため、紫外線ダメージを受けやすい環境にある。紫外線は髪や頭皮を乾燥させ、抜け毛を招く恐れもある。乾燥してダメージを受けた髪はキューティクルがはがれやすくツヤがなくなり、切れ毛や枝毛、パサつきといった髪のトラブルをひき起こす。また、紫外線を浴びることで髪が変色したり、ヘアカラーをした髪の色持ちが悪くなる可能性もある。屋外での運動時には、頭頂部まで覆うタイプの帽子をかぶるなど、しっかりとUV対策を行うことが重要。

3位:髪の洗いすぎ
 夏場は頭皮に汗をかくことも多く、すぐに洗い流したくなるところ。ただ、頻繁に髪を洗いすぎても、必要な脂分が保てなくなることで、頭皮の乾燥を招くことも考えられる。頭皮が乾燥すると、抜け毛の要因にもなるので、洗髪の頻度も意識する必要がある。お湯で髪と頭皮をすすぐだけなら1日に何回か行っても問題ない。シャンプーでしっかり洗い落とすのは1日1回で十分。また、自分の髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを選んで使用すると良い。洗髪方法で重要なのが、シャンプー前後のすすぎ。シャンプーをつける前に髪を濡らす時は、一度お湯で汚れを洗い流す程度で良い。

■スポーツの際におススメなヘアケアアイテム
ドライシャンプー:
水で洗い流す必要がないドライシャンプーは、風呂に入れない時でも髪の毛や頭皮を清潔にすることができる。一般的には、災害時や介護で使用されることが多いが、運動後のケアにも適している。持ち運びしやすく、スプレー・パウダー・ジェル・シートタイプなど種類も豊富。ドライシャンプーを髪にまんべんなくつけ、頭皮、髪になじむようしっかり揉みこんだ後、乾いたタオルで拭くだけ。手軽に汗やニオイ、ベタつきを軽減できる。

髪にも使えるUVスプレー:
UVスプレーを髪に使用するときは、髪や肌から10~15cm程度離した状態で頭全体にムラなく吹きかける。また、外出時には2~3時間おきにかけ直すのがベスト。特に髪は動きやすく、互いにこすれ合うことでもスプレーが落ちてしまう。かけ直すときは、再度まんべんなく上塗りする。帽子との併用もお勧め。

メントール配合の冷感シャンプー:
汗をかいた頭皮は、ベタつきが気になって不快なもの。スーッとした爽快感を味わえるメントールシャンプーは、運動後のほてった頭皮を一気にクールダウンし、ひんやりとした洗い心地を感じられる。

スポトリ

編集部