公益財団法人 笹川スポーツ財団が2020年夏に実施した「好きなスポーツ選手」調査によると、第1位は羽生結弦(フィギュアスケート)、2位はイチロー(野球)、3位は大谷翔平(野球)と、前回(2018年)調査と同様の3人が上位を占めた。4位の大坂なおみ(テニス)は圏外から一気に上位進出。全豪オープン優勝などテニス4大大会での活躍、米国の黒人差別反対運動に賛同するメッセージなどが脚光を浴びた。

来冬の北京大会で五輪3連覇の偉業がかかる羽生は、18・19歳、50、60、70歳代で最多得票、女性からの圧倒的人気を誇る。イチローは現役時代の輝かしい実績に加え、引退後も垣間見える人間性から新たな魅力が増し、20、30、40歳代の社会人層、男性から最も支持されているスポーツ選手に。5位の浅田真央(フィギュアスケート)は女性人気で第2位。年代別では特に20歳代(2位)、30歳代(3位)から支持を集め、浅田と同世代からの人気が根強いことがわかった。7位の池江璃花子(水泳)、8位の渋野日向子(ゴルフ)といったスポーツ界のニューヒロインが初ランクインした一方、前回8位の松山秀樹(ゴルフ)は最高峰・マスターズを制し、日本人で初めてグリーンジャケットに袖を通したが、調査時期のずれによってトップ10から外れる結果になった。

調査は2年に一度実施され、2020年8~9月に全国の18歳以上の男女を対象に「好きなスポーツ選手」をたずねたところ、2246人から回答を得た。以下、調査結果。

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編集部