料理家で世界を知るトライアスリートでもある高橋善郎さんのレシピ開発企画「二刀流の流儀」。

日ごろのトレーニングや大会出場時など高橋さんの体感を基に、どんな物が食べたいか、何を食べたらいいかを踏まえて、トライアスロンを構成する3種目、スイム・バイク・ランを愛する人たちに向けて、摂取するタイミングにも言及したスポーツフードを提案します。

今季初戦のレース、結果は…

先月開催された今年初のレース「潮来トライアスロン 2023」が無事に終了しました。昨年の9月以来、待ちに待ったレース。

まず結果は、2:31:49(swim 31:48/bike 1:15:43/run 44:18)で総合50位。過去のベストタイムよりだいぶ遅く、もう少し上位に食い込みたかったところではありますが、トレーニングの量と比較しても相応の結果かと思います。

それ以上に久々のレースはレース特有の緊張感、ワクワク感、疲労感、高揚感、達成感が感じられて終わった後はやりきった気持ちでいっぱいでした!

少しだけレース前の食事やトレーニングなどをからめて振り返りを…。

レース3日前からはカーボローディング(別名:グリコーゲンローディング。1.5時間〜2時間以上続くスポーツで必要なエネルギーを体内に蓄えるための食事法)を意識した食事を。

ごはん、麺類と個人的にはバランスよく摂りますが、前日は血中脂肪酸濃度を少し高めるためにラーメン(とんこつ系や味噌系)を食べることが多いので、今回も前日は決まったルーティンでラーメンを摂取。

カーボローディングは普段より糖質もとい、炭水化物を食べる量が多くなるのである意味少ししんどいと感じることもありますが、やはりレース中の持久力は上がるかと個人的には感じています。

もちろん食事法の一つではあって体質によって合う合わないあるので自分にあったレース前の食事が一番なのかもしれません。

そして、トレーニングは4日前に最後の仕上げとして3種目トレーニングを実施。レース同様スイム、バイク、トレーニングの順番で3種目を続けます。

距離はレースの半分くらいを目安に、強度的には80%くらいを意識しておこないました。最後の仕上げも人によっていつやるかはかなり変わってきますが、レースで100%の力を出すためには、体の疲労を抜いてリフレッシュする時間も考えた上でスケジュールを組む必要があるのは言うまでもありません。

今回はトレーニングの質は良かったと思うのですが、量がまだまだ足りないと実感しました。レースの距離以上の距離を3種目積むようにして、ポイントで高強度トレーニングを入れてさらに強い体作りを目指していきたいと思います。レース後は1kmのダウンジョグをして乳酸がたまらないようにして体のケアも。

しかしながら、レース後は体はもちろん頭も使っているのでかなりの疲労が残りますよね。ダウンやお風呂の温冷効果なども使って疲労を抜くことはもとろん、食事でもしっかりリカバリーを。

今回は、牛肉とこれからさらに美味しくなるなす、トマトなどを使ったアスリート飯をご紹介。レースで疲弊した筋肉にも、ほてった体にもおすすめのフライパンレシピです。

料理時間
15

なすと牛肉のおろしポン酢炒め

レシピ

【材料(2人分)】
牛切り落とし肉150g
なす2本
トマト中1/2個
みょうが2本
かいわれ大根1/2袋(20g)
大根150g
大さじ4
ポン酢しょうゆ大さじ4
ごま油大さじ2
温かいごはん/白いりごま各適量

作り方

下準備

・なす:へたをとり食べやすい大きさに切る。
・トマト:1cmの角切り。
・みょうが:輪切り。
・大根:皮をむき、すりおろす。
・かいわれ大根:根元を切り落として2cm幅に切る。

STEP:01

フライパンを温め、ごま油をひく。

牛切り落とし肉、なすを入れ、中火〜強火で全体に焼き色がつくまで炒める。水を加え、フタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。

STEP:02

軽く水気を切った大根おろし、ポン酢しょうゆを加え、軽く混ぜ合わせたら器に盛り付ける。

トマト、かいわれ大根、みょうがを添えて白いりごまをふる。適宜ごはんを別皿に盛り付ける。

【ポイント】

・なすはフタをして蒸し焼きにすることで油の量も少なく美味しく仕上がります。牛肉も蒸し焼きにするとしっとり仕上がるので一石二鳥。

・脂質は多く取り過ぎると過剰エネルギーとして脂肪になってしまいますが、効率の良いエネルギー源となるので、ほど良く摂取していただくのがおすすめ。

・牛肉は壊れた筋肉細胞を効率よく回復してくれるのはもちろん、豊富なビタミンB6や必須アミノ酸、亜鉛など、さまざまな栄養素が含まれているので疲労回復にはピッタリ。

・トマトに含まれるクエン酸、リンゴ酸は乳酸を溜まりづらくしてくれる働きもあるので、乳酸が溜まりやすいレース・トレーニング後には積極的に摂りたい食材のひとつ。


・レース後は胃にもかなりの負担がかかるので、食物繊維が豊富ななすを摂ることで腸内バランスを整える役割も。

今回のレースでいいスイッチが入りました。次回のレースは7月9日(日)@東京で行われるレースになります。

もう一度、練習メニューを見直して初戦よりいいタイム、そして満足感もさらに得られるように臨みたいと思います!

大会を開催してくだった関係者の皆様、多くのボランティアの皆様、本当にありがとうございました!

高橋 善郎(料理家/トライアスロン エイジクラス 日本代表)

1988年 神奈川県生まれ
●得意料理:和食料理 / 魚料理全般 / 和菓子 / アスリート系ごはん
●ジャンル:和食 / 魚料理全般 / おつまみ / 健康・スポーツ / おもてなし / 酒類(日本酒、ビール 、ワイン)
●モットー:「もっと料理を楽しく、身近に」
●趣味:書道 / スポーツ(トライアスロン・バスケットボール)
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●高橋さん経営の和食料理店「凧 HANARE
〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-19-10 セントラル経堂 B1F TEL:03-6413-0790